今日の日経新聞によると、世界で所得の格差が拡大しているという。その原因は、グローバル化とデジタル化だとしている。
グローバル化は税理士として実感している。バブル崩壊後、物の値段が下がった、百円均一、回転寿司、島村、UNIQLO、・・・。
日本人は機能は落とさず低価格を商品に求めた。結果、企業が国内での生産を諦め、人件費の安い国に生産をシフトした。当然の帰結として、国内産業は廃業に追い込まれた。顧問先の決算打ち合わせで下町の工場地帯の出向くと、工場が取り壊され、跡地はしばらくは駐車場になり、その後マンションに変わっていく、そういった景色をよく見かけたものだ。
デジタル化はどうだろう。
今日、Amazonほど便利なものはない。欲しいものはなんでも揃っている。こんなものまでと驚いてしまうことも少なからずある。しかも、クリックすれば翌日には商品が自宅に届く。
人々は新聞も本も読まなくなった、情報は全てスマートホンで得ることができる。最近の若者は漫画本さえスマホで読む。CDも売れなくなり、ゲーム機もスマホがとって代った。
その結果、デパート、本屋、レコード店、電器店、玩具屋、文房具屋、みんな街から消えていった。(続く)
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