-不動産取得税の概算計算-
不動産販売業者の価格表に記載されていたとします。
(事例) | 8,240万円 | (うち消費税240万円) |
まず、この場合の概算の固定資産税評価額を求めます。
取得価額 | 価格水準 | 概算固定資産税評価額 | |
建物 | 3,240万円 (120㎡) |
建築家価額 50%~70% |
3,240万円 ×(仮)60%=1,944万円 |
土地 | 5,000万円 (100㎡) |
公示地価の70% | 5,000万円×(仮)70%=3,500万円 |
<<不動産取得税の計算式>>
建物 | (固定資産税評価額-1,200万円(注1))×3%(注2) |
土地 | (固定資産税評価額)×1/2(注3)× 3%(注2)-軽減額(注4) |
(注1)新築住宅で床面積が50㎡以上240㎡以下の場合は1,200万円が控除されます。
(注2)平成30年3月31日までの税率です。
(注3)平成30年3月31日までは1/2します。
(注4)土地1㎡当たりの価格×住宅の床面積の2倍(200㎡までが限度)×3%
建物及び土地について上記計算式に事例を当てはめるとつぎのようになります。
①建物の不動産取得税の概算
(1,944万円-1,200万円)×3%=223,200円
②土地の不動産取得税の概算
(イ)3,500万円×1/2×3%=525,000円
(ロ)軽減額
3,500万円×1/2/÷100㎡=175,000円/㎡
175,000円/㎡×200㎡(120㎡×2=240㎡>200㎡ ∴200㎡)×3%=1,050,000円
(ハ)(イ)-(ロ) <0 ∴0
不動産取得税の概算 | |
建物 | 223,200円 |
土地 | 0円 |
合計 | 223,200円 |
-登録免許税の概算-
<<不動産取得税の計算式>>
売買の場合はつぎのようになります。
建物 | 固定資産税評価額×1.5%(注) |
土地 | 固定資産税評価額×1.5%(注) |
(注)平成32年3月31日までの税率です。
建物及び土地について上記計算式に事例を当てはめるとつぎのようになります。
①建物の登録免許税の概算
1,944万円×1.5%=291,600円
②土地の登録免許税の概算
3,500万円×1.5%=525,000円
登録免許税概算 | |
建物 | 291,600円 |
土地 | 525,000円 |
合計 | 816,600円 |
∞∞ 吉岡 ∞∞