消費税の増税が2017年4月から2019年10月に延期されそうな気配です。
もし延期されると、インボイス制度にどのような影響を及ぼすか気になるところです。
延期された場合、現行の「請求書等保存方式」は2019年10月の消費税増税まで継続されることになります。
その後、消費税増税に伴い複数税率(8%と10%)になると、現行の「請求書等保存方式」が一部手直しされた「区分記載請求書等保存方式」に移行されます。
この方式が1年半ほど続いてその後2021年4月から本格的なインボイス制度(正確には、「適格請求書等保存方式」)が導入されることになります。
政府は、2020年度にプライマリーバランス※の黒字化を目標にしています。わが国の財政が急激に好転しない限り、消費税率は10%からさらに引き上げられる可能性は大きいと思われます。諸般の事情で多少の導入時期が前後されるかも知れませんが、インボイス制度の導入は不可避だろうと思われます。
※プライマリーバラス(PB)とは、基礎的財政収支ともいい、社会保障や公共事業などにかかる経費をどのくらい税収でまかなえているかを示すものです。

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